アニメ キングダム が面白くて、とても素晴らしい。
少年たち、信(シン)、と漂(ヒョウ)、嬴政(エイセイ)。
夢見る三人の若者は大願を叶える為に、戦国の世に申し合わせて遣わされた。
その大願とは、五百年続く戦乱の世へのケジメと、中華全土の統一。
ツキを呼ぶ生きかた、天に愛される魂の物語がキングダム。面白いです。
信(シン)と政(セイ)ツキを呼ぶ生き方は何時から始まったのか。
この若者たちの思考と、志向に私の魂が拍手しました。
愛と光を放つ物語に酔って、私たちもまた一つ、輝きに透明感を増しましょう。
primevideoなど、有料動画配信、等で観てほしい。
今回のお勧めは、シーズン1からです。
信(シン)の思考方程式が素晴らしい。
『雲さん、猫さん、もおう、いいでしょ』
『静まれい!しずまれい!この紋どころが目に入らぬか!』と言うことで早速
信(シン)の思考方程式の凄さ
信(シン)さんの思考脳は、常に前に向かう為にのみ、起動し、瞬時に答えを弾き出す
思考能力、思考方程式の持ち主、ある意味、信さんは、特殊思考能力者ですね。
信さんは秦国の玉座をめぐる嬴政(エイセイ)さんと成蟜(セイキョウ)さんの兄弟闘争に
巻き込まれ、そして役目を果たし、命を落とした漂(ヒョウ)さんに何があったのか、
事情も呑み込めず、混乱する気持ちと、併せて、もう一つの思考が動き出していました。
それは、信さんと漂さんの見た夢を実現するためには、何をすべきか。
漂さんと同じ容姿の嬴政(エイセイ)こと政(セイ)さんと行動を共に、戦ううちに、
政さんの中にまだ完璧ではないものの光る何か、惹かれるものを見出していきます。
信さんと政さんそして、河了貂(カリョウテン)こと貂(テン)さんは、
黒卑村(こくひむら)から、昌文君(ショウブンクン)さんとの待ち合わせの地、
山の民が守り続ける四百年前の王の避暑地に辿り着きました。
その後、昌文君さんが、わずかな兵を率いて到着しました。
そこで信さんは、漂さんの最後の様子を壁(ヘキ)さんから聞くことになりました。
シーズン1エピソード6「大将軍への道」より
信 『漂の話をするって聞いたぜ』
壁 [そうだこの話は君に是非、知っていてもらいたいのだ]
王騎将軍率いる軍と昌文君さんの率いる軍がツカダチの丘で激突しました。
その戦いで、大王の身代わりを務める漂さんの戦いぶりが、立ち振る舞いが、
既に、王そのものであった、と、壁さんから聞かされます。
窮地に立った昌文君さん、壁さん達を救うべく、先頭に立つた漂さんは、敵の
荒手を引き付け、おとり覚悟で味方を救いました。
その時の漂さんは黄金の光に包まれ、信さんと共に得た力を出し尽くし、
その姿は、もう既に、天下の大将軍であったと壁さんは語りました。
信 『おい、政 。一つだけ聞きたいことが有る。俺は頭がよくないから、具体的な事を教えてくれ』
政 ⦅なんだ、⦆
信 『お前を無事に王宮に帰せたら、お前は、俺をどうしてくれるんだ。やっぱり、王様だから、望みは何でも叶えてくれるのか。俺の望みは将軍に成ることだから、俺を将軍にしてくれたりするのか?』
政 ⦅どうしたんだ、急に⦆
信 『やっぱり、漂はすげぇ。漂を英雄のように語ってくれた壁のあんちゃんを見て改めてそう思った』
信 『あいつは、いつも知ってたんだ。手に入れる為には何をすればいいのか。』
信 『だけど、俺は何も知らない。あいつが、全部知ってたから、あいつに、着いて行けばいいと思ってた。だけど、もう漂はいない。今の俺には何もわからないんだ。だから、教えてくれ。俺はどうしたら、将軍に成れるんだ』
政 ⦅今この国は、実力至上主義の体をなしている。貴族氏族が生まれ持った階級だけで将軍を務める時代は終わった。戦場に出て、他に負けぬ成果を上げ続ければ、階級が上がっていき将軍に行き着く仕組みだ⦆
信 『そんな事は漂も言ってたから知ってるさ。もっと、具体的に教えてくれつうの』
政 ⦅残念だが、お前は無理だ⦆
信 『なぁに、どういう事だよ』
政 ⦅軍とは主に、貴士族である正規兵と、一般庶民から徴集した徴集兵から構成される。しかし、今のお前は、正規兵はもちろん、徴集兵にもなれん⦆
信 『えっ』
信さんは、この時、少なからずショックを受けたに違いありません。
下僕という今の身分によるくだらない世の中の仕組みと自分の人生の選択肢の無さに。
しかし、信さんの潜在的思考はそこに止まることなく、ならば、”こうするだけの事”
と、そこから前に進む為の最善の思考が同時に動き出していました。
この思考能力が、戦、一騎打ち、などの闘いの中でも強さと勝ち続ける運を掴み取ります。
昌文君 <本当に何も知らんのだな、お前は>
昌文君 <徴兵されるのは、戸籍登録されている家、しかも水準以上に財を持つ家からだ>
昌文君 <しかし、住む家もない身のお前は、武功どころか、戦場に行くことすらできないのだ>
信 『えっ』
壁 [そう、くじけるな。将軍というものは貴族士族でも簡単に目指せる代物じゃない]
信 『そうか、分かった』
昌文君 <分かった? のか?>
信 『ああ、分かったぜ。じゃあ、政を王宮に帰して、何とかって弟と、何とかって大臣を倒したら、俺は土地をもらって、家を建ててもらって、財をもらえばいいんだな!』
政 ⦅そういう事になるな⦆
信 『約束だぞ』
政 ⦅承知した⦆
信 『へぇっ、こりゃ面白くなってきたぜ』
政 ⦅その代わり10倍働いてもらうぞ⦆
信 『冗談じゃない!100倍だ!』
こんな感じだから、信さんの思考方程式が素晴らしい。凄過ぎますね。
多くの人がこんな時、自分の生まれた環境や、世の中に文句を言い、恨み言を言い、
その事を盾にとって、夢を諦め、自分を無理やりに納得させ、
言い訳に使って自分を慰めます。
私たちは人生の節目、ふし目でどこかで見ている何者かに試されます。
その時の言葉、振る舞いが先の人生を豊かにするか、貧しくするかが決まります。
ならば、気に入られるように泣き言、愚痴、悪口、恨み言葉は言ってはいけません。
【って誰かが言ってました。】
この時の信さんにも、「貴方は本当に天下の大将軍に成りたいのですか」と
試され、これでも諦めませんかと、目の前に試練や、高い壁を打ち建ててきます。
信さんはそんなものを深くは考えず、立ち止まることをせずに、ならば、
”こうすればいいんだな”と行動に移します。凄いですね。
行動することで運を動かし、言葉を振るわせて、良き事態を引き寄せます。
やりますね。素晴らしいです。
序盤から、こんな風に信さんに魅せられたら、この少年はどんな将軍に化けるんですかねと
目が離せなくなりますね。多くの人々に、支持される要因の一つですね。
この後の展開でも、〝そうきますか〟〝どこから、そんな〟〝やりよるわい〟という感じで
素晴らしい思考、直感行動で観ている私たちを引きずり込んでくれます。
面白いですね。
アニメ キングダム の概要を簡単に。
キングダム は中国春秋戦国時代の終末期、紀元前250年位からの物語。
今から、2250年位前の時代の物語。
秦国の大王、少年、嬴政(エイセイ)さんが中華の統一を成し始皇帝となる頃の物語。
漫画、週刊ヤングジャンプに連載。原作は原泰久先生。キングダムをアニメ化。
原泰久先生の史実、創作を上手く練りこんだストーリーがとても面白いです。
物語の時代背景、人間関係、個々の登場人物の生き様、人間臭さ、それぞれの持つ、
個性、人間模様にもスポットが当てられ物語をあらゆる角度から作り上げ、
物語が進むにつれて、このいろんな人物の人間模様が頑健な土台となって
キングダムの存在を大きくし、揺ぎ無いものへと組み立てていきます。
原泰久先生恐るべし。素晴らしいですね。
物語は下級の身分にも泣き言を言わず、己の力、友との夢、をエネルギーに
天下の大将軍を目指し、前に前に進む、信さんと、中華全土の統一、戦なき世の中を
目指し、王宮の勢力闘争にも対処して成長していく嬴政さんを中心として展開していく
物語です。
呂不韋(リョフイ)さんや趙国の名将、李牧(ㇼボク)さんなどの多くの難敵を相手に
少年たちは、お互いを刺激し合い、行動して運を引き寄せ、内に秘める光の本質が、
意味ある協力者を周りに生んでいきます。
彼らは、最後の最後も、その先の最後でも、夢を捨てません。
多くの登場人物が魅力的で、観る人の魂を熱くしてくれるのが、この、キングダムですね。
時代の流れで大役を務める嬴政、後の始皇帝の凄さ。
アニメ、キングダムの嬴政さんの幼少時代のエピソードは後々の嬴政さんの生き方、考え方に
多くの影響を、影を、光を与えて行くようです。
時代を変える人物がこの世に現れる時、特に戦国の世では、常人を超える、いろんな意味での
超人が遣わされます。遠回りに見えて近回りの家柄に生まれその役割に目覚めます。
そして、それに合わせて下級身分の人達の活躍、馬鹿げた身分制度の下克上が起こります。
この頃の嬴政さんこと政さんは、良き出会い、良き人を引き寄せ、良き波動を受けて、
自身の生まれ持った課題、使命に目覚め、動き始めたようです。
信さんの夢、使命、課題は、政さんの使命の一部、piece、で、必要な存在となっています。
シーズン1エピソード8 「それぞれの夢」より
政さんは山の民の王に助力をお願いし、王宮に帰り、弟の成蟜さんの反乱を抑え、王座の
奪還を第一に考えていましたが。
それは、政さんにとっては既に進む道の一つの過程、通り道でしかなかったようですね。
政さんには遠い先が見えていて今は大丈夫、大した問題ではないと感じていた様ですね。
先があることが分かっているので、今回も大丈夫、何とかなるという感覚があった。
こう言うのって多分、誰にでもありますよね。事の大小に関わらず感じると言いますか、
既に知っていた不思議な感覚が。
ですからその逆の感覚も知っている。
政さんはその感覚、先読みの未来感が人一倍あったのかも知れません。
よって、政さんには山の民の王、楊端和(ヨウタンワ)さんとの交渉も、
結果は見えていたのかもしれません。
政 ⦅全、国境の廃止⦆
楊端和 〖はっ〗
信 『国境をな・く・す・』
楊端和 〖秦王よ、周りをよく見てみよ。そんな話を受け入れる国が一つでもあると思うのか?〗
政 ⦅出来ないなら力ずくでやるまでだ。戦国の世らしくな⦆
楊端和 〖人を生かす道とは正反対に聞こえるな〗
政 ⦅今まで500年の騒乱が続いた。ならば、あと500年続くやもしれん。
俺が剣を取るのはこれから500年の騒乱の犠牲を無くす為だ⦆
政 ⦅俺の目指すところだ⦆
政 ⦅玉座は俺の道の第一歩にすぎぬ⦆
お前の道っていったいなんだ
政 ⦅俺は中華を統一する最初の王になる⦆
政さんは少年にして自身の道、与えられた役目を果たす道筋を既に描いていた、
もしくは、何者かに導かれその方向をどこかで理解していたようですね。
ここでも、山の民の王、楊端和さんをうならせ、
若き秦王の桁の違いを見せました。
これって、どこかで観た物語、織田信長さんの様ですね
弟に謀反を企てられ、母親の愛情には恵まれていないのと
父親、義父など、見る目のある人にはその才能、器の違いで
人をうならせます。
もしかして、信長さんは始皇帝さんの後々の姿でしょうか。
この辺りで、キングダムの物語、ますます、面白くなってきます。
政さんの凄さ、魅力も増しましです。
結局ここでも、信さんの思考方程式が山の民の心を動かします。
信 『無念、無念って、夢見たものが、幻に終わったってことだろうが。
もしお前らが本気で死んだ奴らのことを思うなら、
奴らが見た夢を現実のものに変えてやれよ』
この後、キングダムの物語の信さんと政さんたちは、多くの犠牲の上に夢、道、を
進んでいきますが、この言葉と同じ様な考えを魂に刻み込んでいきます。
やはり、ここでも、無駄に散ったものや無駄に存在したものは何もない。
全てのお陰様で今があることに至ります。
やっぱり、お陰様に感謝ですね。
信の闘いに於ける強さ、戦上手の秘密。阡という数字の不思議
シーズン1エピソード1「無名の少年」より
昌文君さんに信さん、漂さんが初めて出会った時の事です。
信 『けんかじゃねえ、試合だ。おっさんのせいで負けちまったじゃねえか』
昌文君 <おっさん>
信 『これで1253戦やって、俺の332勝334敗587引き分け』
信 『2つ差がついたのは一年ぶりだ。こんちくしょう』
昌文君 <あんな激しい試合を、本当に1000を超えて続けてきたのか?。
まるで正気の沙汰じゃない>
こいつも俺も、戦争で家族を亡くして奴隷になり、今は拾われて下僕の身だ
当然、親から残された財産なんか無い。
有るとすればこの頑丈な体だけ。
だけど、それで十分だ。
これが信さんと漂さんの素晴らしい思考ですね。思考が志向を助けます。
1000を超えて繰り返されたものには何かがやどる。
千という数字には不思議な力がある。
千日修行というものが存在します。
お百度参りも一日百回、十日間繰り返して千回ですね。
言葉も1000回唱えると、よりエネルギーを持った言霊になるようです。
数字の数え方、繰り上がりの単位は1000を区切りに単位を変えていきます。
阡、萬、億、兆、京、垓、・・・・・・極、・・・不可思議、・と
変化し、いずれ、極め、その先は不可思議な光を放つようになります。
【って誰かが言ってました。】
何でも千回、繰り返すとモノに出来るものがあるみたいですね。
信さんと、漂さんの闘いの強さの秘密が、1000回越えの剣術訓練にありそうですね。
そして、
もともと、失うものは何もないと言う生まれ育った環境からの強さがあります。
また、心の中でも、言葉に出しても、❝強くなる、負けない❞ を何万回も言ってきた。
そして、お互いに信さんと、漂さんはその言葉を掛け合い、聞き、
生活を共に生きて来ています。これは、倍以上の効果で、上達の速さも増しますね。
強くなるはずですね。
それ以上に、強くなる理由がもう一つあります。
漂さんと信さんは、お互いに試合を繰り返すうちに、相手の力を同時に引き出し、
高め合う、相手の能力を見極め自身の能力をそれに寄せるという
実戦成長型の法則、コツを身に着けているようです。
当然のことですが、相手が強ければ強いほどに、強くなります。
キングダムの物語、信さんの成長が楽しみです。
河了貂(カリョウテン)の魅力。
河了貂(カリョウテン)さんこと貂(テン)さんの存在がこの物語、キングダムの
始まり、政さん、信さんと行動を共にして王宮に戻ることになりますが、
貂さんの存在が、政さんと信さんの関係を良くしていきます。
この子の存在が面白くて素晴らしい。
子供の力で一人、生きていくそんな知恵と工夫を身につけている。頭の良さが
今後の展開に必要な人物に育っていくのが楽しみですね。
貂さんが放つ言葉、セリフは、物語に丁度良い味付けをして楽しませてくれます。
黒卑村からの脱出の時、政さん信さんは貂さんの地理の詳しさに助けられます。
地下の張り巡らされた抜け道を迷わず案内して抜け出します。
貂さんは子供、よほどの方向感覚、記憶力がないと出来ません。
貂さんが身につけた才能は、今後、軍師を目指すのに役立つていきます。
原泰久先生の伏線凄過ぎます。
そして、貂さんは料理が得意。となるとこれも天才。
頭の中で、食材を見て完成を想像し、味を感じ、手順を考え調理する。
これも頭がよくないと美味くいきませんよね。
この脳の使い方も今後の軍師としての修行に役立つんでしょうね。
貂さんは、信さんと出会い、夢を、役割を見つけていきます。
そして、羌瘣(キョウカイ)さん、カイネさんの影響を受けていきます。
嬴政さんは、初めて貂さんに会った時、すんなりと貂さんを信用します。
大事な務めを果たす人の傍には、常に、才能あるものが引き寄せられるらしい。
信さん、貂さんの他にも強者が引き寄せられ、
大王、嬴政さんの存在を濃ゆいものにしていきます。
この中にあって貂さんは女子、物語の設定に魅力を感じますね。
結局、この出会いを考えた時、弟、成蟜さんの反乱が有ったからということになり
成蟜さんと犠牲になった全てのものに感謝ということになります。
結局、キングダム が素晴らしいってことですね。
アニメ、キングダムには多くの学びが練りこまれています。
結局、キングダム が素晴らしいってことですね。
魅力ある人々が、戦場を駆け巡り、時代を駆け巡る、見どころ満載
魂の振えどころが満載です。
物語の背景、話の筋が国盗り合戦ですから、戦や謀略で命が散っていきます。
政さんや信さんは、その散って行った者たちの夢や、想いを背負って、
全てが無駄ではない事を証明するようにこの時代を生き抜いてくれそうです。
今後も、許される限り、感想、想い、魂を記していきたいですね。
キングダムは物語が進むにつれて、光が強く成っていきますから
どこまで大きくなるかとても楽しみです。
結局、キングダム が素晴らしいってことですね。
【あっそうそう、最後にもう一つだけいですか】
キングダム、で 感じるものがあったなら、何度もみてほしいですね。
【どうも有り難う】
皆さんのお陰様で今日があります。ありがとう。
雲さん、猫さん、今回は
【これにて、一件落着。です】